交通事故の被害者の方から、よくある質問⑸
当事務所に寄せられる交通事故のよくある質問をご紹介いたします。
加害者側の保険会社から、毎月のように電話がかかってきて「お怪我はどうですか?まだ治療を続けられますか?」と尋ねられます。何か裏がありそうで、怖いです。どう対処すればよいですか?
加害者側の保険会社は、あなた様が「怪我はもう治った」と言えば、その時点で治療費の支払いを止めます。そのタイミングを探っているだけです。もっとも、あなた様が、まだ治っていないと説明しても、必ずどこかのタイミングで治療費の打ち切りの時期はやってきます。怪我の程度は個人差が大きく、一般化は難しい問題です。気になる方は、法律相談にお越しになられることをお薦めします。
来月で「治療打ち切り」と言われました。まだ怪我が治っていないのですが、どうすればよいですか?
保険会社が治療費を払わなくなるだけであり、健康保険を使って治療を継続してもらうことに問題はありません。健康保険を使って治療を継続するか否かは、後遺症が残ってしまう可能性もありますので、主治医の方とよくご相談されて決定することをお薦めします。
保険会社から、「後遺障害診断書」という書類が送られてきました。どうすればよいですか。
怪我が治っていないのであれば、主治医の方に提出して、作成してもらいましょう。もっとも、後遺障害の申請は、時間もかかりますし、結論次第で賠償金の金額を大きく左右する問題ですので、おひとりで手続きを進めず、一度、法律相談にお越しになって、今後の流れなどを知っておくことをお薦めします。