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【初めてのご相談】お電話やメールで初めての相談をお答えしていない理由

平素より大変お世話になっております。

大洋総合法律事務所の事務員のHです。

何かトラブルがあって、弁護士に相談したいと思ったときに、どこに相談に行ったらよいか悩みますよね。

それに、ちょっと聞きたいんだけど・・と思ったときに、確かに自分でインターネット等で調べ上げるより、専門家に少し聞くことであっという間に解決するということがあるのは、圧倒的な事実です。

ご相談者の方にとっては一大事でも、専門家である弁護士が答えてあげることで、見通しが立って、あっという間に気持ちの面でも楽になったというご相談者の方は多くいらっしゃいます。

それであれば、法律事務所へパパっと電話したりメールして教えてもらえたらそれで済むじゃないか! と、お気軽にお電話やメールでご質問をご連絡いただくこともあります。

しかし、当事務所は、メールやお電話で、初めてのお客様の質問にはお答えしていません。

それにはやはり、大きな理由があります。

法律相談をしたいとお考えになった際に、ご相談者の方にとっても、パパっと聞きたくなった時に電話やメールで聞くことに、どんなメリットデメリットがあるのかをお考えいただく一助になりましたら幸いです。

一般論は、あくまで一般論なので、ご相談者にとってのベストアンサーにならないこともあります

初めてご連絡をしてくださる方が、『自分が聞きたいことは、ここだけで、それだけ教えてくれればいい』ということで電話でご質問されたとしても、一般的な答えはできるのですが、その方の落とし穴となることなどは、経緯や背景などをしっかり聞かないと、ご相談者にとってのベストアンサーとならないケースがあります。

ご相談にいらっしゃる方にとっては、法律事務所となると、なかなかそんなトラブルに巻き込まれることも少なくて、ご相談するというのも敷居が高く感じられてしまうこともあるかもしれません。

しかし、予約を取っていただいて、対面またはZOOMで弁護士と面談してご相談していただくことには、大きなメリットがあります。

例えば、電話の声やメールの文面など話の内容以外にも、弁護士はちょっとした間や表情などから、様々なことを読み取っています。

そして相談者の方からは言いにくいのかな、と思うような点について、必要があれば、なぜそこを確認しなければならないのかを弁護士が説明した上で、あえてご質問をすることもあるようです。

イメージとしては、お医者さんに初診でいったとき、問診票にいろいろご自身の症状を書いて、実際に診察室に入ってからも、医師から、どこが痛いのか、どんな痛みか、いつから痛いのかなど、いろいろ聞かれますよね。それと同じことをしているのが、法律相談ということです。

また、インターネット等ですぐにわかるような情報もあるかと思いますが、専門家の目から見て、それが、ご相談者の方のケースに本当に当てはまるのかどうか、そういったオーダーメイドの対応ができるのは、しっかりとお時間を予約されてご相談された場合のみです

もしうまくいかなかった時にでも、すぐに次の手を対処できるかどうか

一般論としての対応をしたときに、予想していなかったことが起こるかもしれません。

それは、トラブルには、ほぼ確実に相手がいるからです。

自分だったらこう言われたらこう答えるだろう、とか、普通はこうするのではないか、といった「ご自身」の予想度通りにうまく事が運ぶかというと、そうはならないことがほとんどです。

予想通りにうまくことが進まないから、トラブルになっているのです。

そもそも、相手は別の人間なので、相手がどう出るかなんて、やってみないと分からないので、100%確実に相手の出方を予想することはできない、と考えておく方が、スタンスとして正しい、と当事務所の弁護士は言っております。

では、弁護士に相談しても、無駄ではないか、どうせ、出たとこ勝負なんでしょう、と感じるかもしれませんが、それも違います。

弁護士は過去の経験や、類似の裁判例の進展などから、おそらくこんな風に事が運ぶことがほとんどだろうというように、専門家として、一定の未来を予測して、助言をすることがほとんどです。

いくつものパターンがあり、これがうまくいかなかったら次はこれかな、次はこんなこと言われるかな、と、想定してながら、依頼者の方と一緒に、解決まで走ります。

きちんとご相談をお受けして、その記録が事務所にあることで、次に何かトラブルが続けて起こった際にも、1から話を聞きなおして再度なにかアクションするというのではなく、それまでにお聞きしていたご相談を踏まえて、次の一手のアドバイスをすることが可能ですので、すばやく対応することができます

利益相反の可能性を除外するために、ご本人様確認等をしています

当事務所では、ご相談をお受けすることができるのかどうか、事前にご本人様確認をしてからご相談の予約を取らせて頂いています。

弁護士の倫理として、当事者の両方のご相談をお受けするというのは、公平性に欠けるのでお受けできないのです。

どういうことかというと、ご相談者様のトラブルのお相手が、当事務所にそれ以前にご相談に来ている場合ですと、ご相談者様のご相談内容がトラブルの相手に筒抜けになってしまうことがあります。

このように、ご予約を取られる方を守る役目もあるのです。

利益相反については、こちらの記事もよろしければご覧ください。

ご予約の際に弁護士事務所の事務員が色々お聞きする理由①

ご相談者の方がよりよい解決に向かい、気持ちが楽になっていただくために、当事務所の弁護士は日々研鑽しております。

ご相談予約についてはコチラの記事で、弁護士が動画で解説しております。

【動画】法律相談の予約の仕方

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