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【弁護士の選び方】相性の良い弁護士と相性の悪い弁護士

いつもお世話になっております。

三重県四日市市の大洋総合法律事務所の事務員Hです。

前回は、いざ弁護士に相談する際に、自分の落ち度などで恥ずかしいと思うことでも、正直に話した方が最終的に良い方へ向かいますよ、というお話をさせていただきました。

【弁護士相談】すべて正直に話すのは恥ずかしいと思う方に。

今回は、弁護士をどう選んでいいのだろうということについて、弁護士事務所で事務をしてきて思ったことを書かせていただければと思います。

あくまでも、法律事務所の事務員であります私個人の感覚ですので、そういう考え方もあるのだなと、ご参考までに読んでいただければ幸いです。

どうやって弁護士を探すか?

弁護士事務所を探して、弁護士に依頼するということは、人生でそんなに多くはない一大事と思われているお客様は多いのではないでしょうか?

または、ご自身で事業をされていらっしゃる方は、業務上のトラブルに巻き込まれたり、債権回収などの案件で、何度か弁護士に依頼されたこともある方もいらっしゃるかもしれません。

そんな一大事の時に弁護士を選ぶとなると、どう探していいかお迷いになっていらっしゃることと思います。

いまやインターネットも発達し、検索ボックスに「弁護士 ○○市」などと入れれば、多くの法律事務所のホームページがヒットします。

ではその後、どのように依頼する弁護士を選べばよいでしょうか?

ホームページには弁護士の情報が書かれている。

まずはホームページを見比べてください。

シンプルなもの、思いが溢れる情熱的なもの、冷静沈着をうかがわせるもの、様々なものがあります。

「なんでもやります」と書かれているものから、「専門は○○です」と書かれているもの、様々です。

「弁護士の専門」というと、「医者の専門科」のようなものと一緒かというと、実は違います。専門の学会や認定資格などはありません。

弁護士はオールマイティに問題解決できるように、基本的には法律が関係するもの全てにおいて専門家であるというのが、本来の弁護士のあるべき姿であるといわれています。

しかし、「専門分野」は認定資格ではなくても、その分野を多く取り扱うことでその分野の知見が多く蓄積されて、お客様をより良い解決に向かう期待ができるといえるのも事実です。

ご依頼を考えている法律事務所・弁護士が見つかった際には、ご相談したい分野に対する熱量(熱心に書いてある記事など)や過去にどのような事件を解決してきているのかなど、見てみるとよいと思います。

簡単な事件については、どの弁護士が担当しても結果に大きな差はないこともありますが、複雑な事案については、その分野に関する知見や経験がヒントになることもあり、解決に大きな差が出ることが少なくありません。

また、できる限り示談で早く解決する方針や、どんな少額なものでも訴訟にして対応する方針や、弁護士によって本当に様々です。(ちなみに当事務所では、すべてを訴訟にはせず、弁護士費用も含めた費用対効果を提示して解決策を提案しています)

ぜひ、ホームページから情報を得て、ご相談する候補の法律事務所を絞り込んでみてください。

実際に法律相談の予約をしてみましょう。

ホームページ等から、この弁護士事務所・この弁護士に相談してみようと思ったら、実際に弁護士事務所に法律相談の予約をしてみましょう。

弁護士によっては、予定が詰まっていて、なかなか予約が取れなかったり、お電話した時点でお受けできない案件があったりするかもしれません。

それは、上にも書いたように、弁護士もその分野の経験が多かったり少なかったりで得意不得意があるのです。

もちろん、どの分野の問題でも、法律問題である以上、ご相談に乗ることは可能ではありますが、他の弁護士事務所の方がお客様のお役に立てると思えば、お客様のためにも、お電話でお断りするのです。また、予定が詰まっていてすぐにご相談をお受けできない場合も、お待たせして状況が悪化するよりも、他へご相談されることをお勧めするのです。

法律相談のご予約ができたら、実際に、法律相談をしてみて、弁護士と話してみてご自身がどう感じたか考えてみてください。

言いたいことは言えましたか?

頭ごなしに否定されませんでしたか?

お客様の思っていたことと違うことを言われても、お客様は素直に受け入れることはできましたか?

弁護士にも、相性の良し悪しがあります。

実際に法律相談をしてみて、この弁護士なら信頼できる! 依頼したい! と思われたら、料金のことも含めて説明を聞いて、納得されればご依頼してください。

弁護士事務所にご依頼をされるということは、自分たちだけで解決するのが難しくて法律を使って解決をするということですので、お客様が100%納得のいく解決になるというよりは、この部分は自分の主張が認められて、ある部分は相手方の言い分に譲るというようなことがよくあります。

そういった際に、「納得感がある」ということが、とても大切になります。

納得感があるとは・・・

自分の言い分と違うことでも、弁護士が精一杯やってくれてこの結果だと思えるような信頼できる弁護士に依頼してください。

その際にも、弁護士にも、「相性」というものがあると思います。人によっては、口下手であっても優しく話を聞いてくれる弁護士がよいでしょうし、また別の人にとっては有無を言わさず引っ張っていってくれる弁護士がよいでしょう。

また、お客様にとって、この弁護士には素直に話せる、話を聞いてもらえる安心感というのも、とても大切かと思います。弁護士との委任契約も信頼関係があってこそです。

法律相談自体も料金はかかってしまいますが、それでも、相性が悪い弁護士に依頼するよりは、法律相談を何件か試してでも納得した弁護士に依頼する方が、お客様にとっても弁護士にとっても良いものになると思います。相性を確認する意味でも、委任契約する前の法律相談で、ご自身が弁護士を信頼できると思えるか、しっかり見てみてください。

まとめ:依頼したい分野の経験などは事前に弁護士事務所のホームページで確認して、法律相談を実際に受けてみる。この弁護士なら自分は信頼できる!と思える弁護士に依頼しましょう。

人生で弁護士に依頼するというのは、初めての方が多いかと思います。弁護士の腕というのももちろん大事ですが、お客様にとって、正直に状況を打ち明けられて、この弁護士になら任せてもいいと思える弁護士というのが、お客様にとって相性の良い弁護士=良い弁護士、なのではないかなと思っています。

当事務所の齋木弁護士が、みなさまにとって、信頼される良い弁護士であるとよいなと思っています。法律相談の際には、ぜひ、そのあたりも見ていただければと思います。

齋木弁護士は、動画で解説などもしています! よろしければ、コチラもご覧ください。

【動画】弁護士費用についての解説

それではみなさま、今日も良い一日を!

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