ご予約の際に弁護士事務所の事務員が色々お聞きする理由①
いつもお世話になっております。
三重県四日市市の大洋総合法律事務所の事務員Hです。
法律事務所の事務員ってなにするの?と思われますよね。
お客様におかれましては、電話の対応をするなどが、1番接点の多いところでしょうか。
法律事務所に電話やHPから問い合わせをすること、それ自体が、自分の人生にまさかと降りかかった出来事で、緊張されていらっしゃる方も多いのではないかなと思います。
そんな時に、法律事務所の事務員から、電話でアレコレ聞かれることに、疑問に思われるお客様もいらっしゃるかもしれません。
お名前、ご連絡先、事件内容、お相手の名前、保険の有無等・・・
『なぜ、事務員にそんなことを聞かれるの?』
『法律相談の時にまた話すんでしょ? その時に弁護士に直接話せばよくない?』
みなさま、色々ご事情もあり、事務員に事前にお話しすることに、ためらいがあるのかもしれません。
今回は、その、『なぜ予約の際に事務員が色々きくのか?』についてお話しさせて頂きます。
なぜ予約の際に事務員が色々きくのか?
それはなぜかというと、、、、
お客様に法律相談を受けて頂けるかどうか、事前にお調べするため!
です。
実は、法律事務所というのは、ご依頼者にとって1番の味方となるようにしたいと考えている中で、『利益相反』というものに、とても気をつける必要があるのです。
簡単に言うと、
例えば、離婚のご相談の際に、奥さんから相談を受けた後、もし、旦那さん側からも同じ当事務所に相談に来たいと連絡が来て、一方の相談をすでに受けているのに、相手方の相談をもし受けることになったら、
困りますよね?
どっちの味方をするのか、もう片方に肩入れするんじゃないかと、不安になりませんか?
夫婦間であったり、交通事故の当事者同士や、使用者側と労働者側、加害者と被害者、または遠縁でもその関係者など、利害関係がある方同士を受けてしまわない様に、事前に聞き取りをしているのです。
様々な問題が起こった際に、それぞれが、それぞれの立場から、自分が絶対に正しいと信じて、自分たちだけでは問題が解決しなくて、法律(日本のルール)で解決して貰おうと考えて、ご相談にお越しになるのだと思います。
ですので、公平にお話をお伺いできるかどうか、まずはそこの選別のために、事務員が事前に色々お聞きしております。
法律事務所の事務員が、電話で色々聞く理由について、なんとなくでも、わかっていただけましたでしょうか?
お問い合わせいただくお客様にご安心して法律相談を受けていただける様、これからも最新の注意でお聞きしておりますので、是非、お電話での事前聞き取りにご協力お願いいたします。
今回お話しした『利益相反』という点以外でも、実は、事前に事務員が電話でお話をお伺いしておくと、お客様のメリットはあるんです。
次回、またそれについても、お話しできればと思います。
ではみなさま、今日も良い1日を!