専門家と上手に付き合うコツとは
平素より大変お世話になっております。
三重県四日市市の大洋総合法律事務所の事務員Hです。
弁護士といえば、みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか。
『弁が立つ』
『怖そう』
『正義の味方』
『悪徳』
『真面目そう』
『変人』・・・
ドラマのイメージなども大きく影響しているかもしれませんね。
弁護士と言っても、普通の皆様と同じ人間ですし、性格もそれぞれ違いますし、扱っている分野で特徴もあるかもしれません。
しかし、共通しているのは『司法試験という、法律の専門的な難しい試験に受かっている』という点です。
つまり、法律の専門家であるという点が、弁護士について話す上で、外せない点だと思います。
今日は、弁護士を含め、いわゆる『専門家』『先生』と呼ばれる方と、付き合うコツをお話しできればと思います。
雑多な話題ではありますが、どうぞ読み物としてご覧いただけましたら幸いです。
専門家と付き合うコツ
専門家は、一般の人に比べて知識量と経験値が違う
『法律の専門家』といえば弁護士ですし、『税金の専門家』は税理士ですし、『医療の専門家』は医師ですし、この世の中にはさまざまな専門家がいますよね。
普段の生活の中で、そういった専門家を頼るのは、何か問題が起こった時が多いのではないでしょうか。
例えば、医療の専門家である医師に相談する時、ご自身やご家族の健康について、アドバイスまたは治療してもらえることを期待して相談すると思います。
専門家は、専門家になるために、一般の人に比べて圧倒的に勉強をして、その知識量の担保として国家試験に合格し、資格を得ているし、実際にさまざまな人の相談に乗ったり業務を行うことで、やはり、一般の人(良くに言う、詳しい人レベルの人)とは、経験値が違います。
つまり、なぜ困った時に専門家に相談するのかというと、自分だけで考えるよりも、専門家に相談して良い解決策を教えて欲しいと考えるからです。
そして、専門家自身も、自分が一般の人よりもたくさん勉強をし、たくさんの経験を積み重ねて、相談に来る方の悩みや困りごとを解決してあげたいと願っていますし、そして、その能力があるという自負があります。
専門家の中でも、得意不得意はある
ただし、専門家と一括りに行っても、扱う分野については得意不得意があったりします。
内科のお医者さんに、医師免許を持っているのは一緒なのだから手術をしてくれと言っても、外科のお医者さんほどには手術の経験はなくて、資格はあれど出来ないこともあります。
同じ様に、弁護士においても得意不得意の分野・・というより、経験値の高い分野低い分野はあります。
それは、これまで多く扱ってきている分野においては、知見が蓄積していくのに対し、ほとんどやったことのない分野については、扱えるけども調べながら手探りでやっていくということです。
ですので、どの専門家に相談に行く時にでも、取り扱いの多い分野というのは意識して相談するのが、専門家にとっても、ご相談者様にとっても、うまく付き合うコツの一つなのではないかなと思います。
信頼できるかどうかを大切に考える
では、同じ様な専門分野や得意分野を持っている弁護士では、どう選べば良いかについてですが、これは何度も記事でも書いていますが、『相性』がとても大切になってきます。
話すスピードや話している時の感覚として、『この専門家なら信頼できる』とご相談者様が思える専門家にお願いするのがお勧めです。
これはもう、相性という以外に、なんとも言えませんが、ひとまずいくつかの法律事務所へ法律相談に行ってみることが宜しいのではないかと思います。
同じ専門家といえど、話し方、雰囲気はもちろん、法律の解釈の仕方はそれぞれ違うこともあるので、ご自身が納得される方を選ぶことが大事です。
『ダメ元でも自分の主張を存分に相手にぶつけて欲しい!』という方もいらっしゃいますし、『自分の主張ばかりでダメならこちらも譲歩するから、自分にとって最善の解決策を一緒に考えて欲しい』という方もいらっしゃいます。
争いごとには相手がいるので、思いが叶わないことだってあります。
しかし、それでも任せて後悔しない弁護士を選んでいただければと思います。
信頼して任せるというのは、どういう意味か
『自分にとって信頼できる専門家を選んだ』あとは、『信頼して任せる』ことが大事になってきます。
『信頼して任せる』というのはどういう意味かというと、『任せた後の決定にいちいち反対しない』ということです。
もちろん、不明な点、不審な点がある場合、徹底的に説明をしてもらうことは大切です。
しかし、きちんと説明を受けて、質疑応答して『だからこの様に進めることが必要になりますよ・・』と話が進んだのに、再度『やっぱりこうしたい』『これは嫌だ』などと、話が元に戻ったり、先に進んだ段階で、(知人からこうした方がいいんじゃないかと言われたから)方針を変えてほしい等のことがあると、専門家としては現状においてベストな提案をして業務を進めているのに、専門家でない人の考えでストップをかけられた状態になり、フラストレーションが溜まってしまうのです。
もしあなたがお医者さんだったとして、専門知識をもとに
『今すぐ開腹手術をしてガンを取り除かないと、転移して大変なことになります』
と説明して同意を取って、お腹にメスを入れて開いたところで、
『ちょっと待ってください!やっぱり気持ちが乗らないので、その手術をやめて、健康食品でガンを治したいと思います!』
と言われたようなことを想像してみてください。
どう思うでしょうか。
実際に、依頼を受けて、一つ一つ進めてきた専門家にとっても、不幸なことですし、多くの場合、依頼者の方にとっても不幸な結果になります。
仮に、納得がいかないのであれば、見切り発車で依頼をするのではなく、自分が納得するにはどうしたら良いかを考えてみてください。
法律相談でも、セカンドオピニオンを聴きに行くのがよいかと思います。
私生活において、弁護士に相談することなんて、多くの方は、一生に1回あるかどうか、多くても数回程度です。
当事務所の方針としては、
依頼をするかどうか「悩み」がありそうな方には、
弁護士の方から依頼を迫ったり、強く勧ることは一切しないこと、にしています。
見切り発車で、依頼をしても、依頼者の方にとってきっと良い結果にはならないと考えているからです。
ご相談はお早めがお勧めです
もし、お困りになっていることがあったり、もしかしたら今後争いごとになってしまうかもしれないと思うことがおありでしたら、お早めに相談に来られうことをお勧めしております。
争いごとは火種が小さなうちの方が解決するのも簡単ですし、費用も時間も少なくて済みます。
問題が大きくなる前に、どうぞお早めにご相談頂くことをお勧めさせて頂きたいと思います。
当事務所の初回法律相談は、全て有料で承っております。
もちろん、無理に契約を薦めることは一切致しておりません。
ご相談時に見通しをお伝えさせていただいておりますので、初回法律相談だけで気持ちが落ち着かれる方も多くいらっしゃいます。
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