全てのご依頼をお受けできるわけではない理由
平素より大変お世話になっております。
三重県四日市市の大洋総合法律事務所の事務員Hです。
当事務所でご依頼をお受けした依頼者や顧問先の方は、本当にお人柄も素敵な方が多くいらっしゃいます。
私たち事務員に対しても、お電話での対応やご来所での対応の際に、丁寧な対応をしてくださったりお声がけくださったりと、ご相談頂いている案件がうまく進むことを心から祈ってしまうくらい、本当に素敵な方が多いです。
全てのご相談者様のご依頼を受けられたらそれが一番良いのですが、当事務所では、全てのご依頼をお受けできるわけではありません。
今日はその理由についてお話しさせていただければと思います。
当事務所でご依頼を受けられないケース
1.利益相反がある
この『利益相反』とは、以前の記事においても何度か書かせていただいておりますが、簡単に説明しますと、『トラブルの相手本人や、関係のある人が先に当事務所に相談をしていたり、過去に関係があった』という状態です。
ご相談者様のお話しが相手に筒抜けになる可能性があっては、フェアではありません。
もちろん、当事務所では守秘義務がありますので、それぞれのご相談者様の相談内容を、ほかのご相談者様へ漏らすことは一切ありません。しかし、第三者から見て、そう疑われる可能性のあることは避けております。
2.弁護士と方針が合わない
弁護士は法律の専門家であると同時に、その法律の解釈を用いて、トラブルを解決するのが仕事です。
トラブルを解決するとなると、やはり、弁護士によって、進め方は多種多様で、方針はさまざまです。
今起きている問題さえ解決すれば良いと思っていても、それを解決することで新たな問題が発生することもあるかもしれません。
例えば、こんなケースはどうでしょう?
相手に対して腹が立つから何がなんでも10万円弁償させたい!と思ってご相談に来た人がいらっしゃった時、その時の弁護士費用が30万かかったとします。
弁護士は、話を聞いてこのケースでどれくらいの回収が見込めるのか、過去のケースから考えます。
もし、相手から回収できる見込みがない場合、10万円弁償させるどころか、弁護士費用だけが余分にかかってしまうことになります。
ご相談者様にとって、やればやるだけ損をすることを、当事務所はお引き受けすることはほとんどありません。
そういったことを、初回相談の時にしっかりと説明させていただきます。
しかし、頭に血が上ってる状態で、それでもいい!ひきうけてくれ!とおっしゃるご相談者様も中にはいらっしゃいますが、弁護士の方針と合わないため、よほどでなければ再検討をお願いすることが多いようです。
また、ご相談者様自身の手続きで解決できそうな場合においては、その手順をお伝えすることで、弁護士費用をかけずにご自身で出来るようにご案内することもあるようです。
また、当事務所の齋木弁護士の方針がそうであるだけで、他の法律事務所では違う方針をもっており、お引き受けされることもあるかと思いますので、他を探されると良いかもしれません。
3.他の弁護士がいるだろう時
ご相談をお受けする中で、他の弁護士の方が適任であると判断することもあるようです。
弁護士は日本の法律であれば全て取り扱える資格ではありますが、弁護士によって得意分野というのはあります。
当事務所の齋木弁護士においては、交通事故・遺産相続・企業法務については経験数も多いので、多くのご依頼者様にお役に立てると自負しております。
ただ、例えば債務整理などは、作業に慣れている事務員の方が多くいらっしゃる法律事務所の方が、早く解決することもあるかと思います。
そう言ったケースにおいては、他の弁護士へ相談することをお勧めすることもあるようです。
ただし、当事務所から特定の法律事務所をご紹介することは原則として行っていません。
理由は、紹介があると、ご相談様・法律事務所様がそこで決めなければと、それぞれご負担に思うことがあるからです。また、紹介した弁護士との相性もあるでしょうから、紹介する側の当事務所としては、他の弁護士を紹介するということ自体、デリケートな問題と考えているからです。
ご相談様がまた相談に行って、相性が合う、この弁護士に依頼したい!と思える弁護士にご依頼するのがよろしいのではないかと考えているようです。
まとめ
当事務所で、法律相談後にお引き受けできないケースをご説明させていただきました。
当事務所におきましては、初回の法律相談の際に、今後の見込みや方針をお伝えしておりますので、ご相談しただけで気持ちが楽になったと言ってくださるご相談者様が多くいらっしゃいます。
初回相談は有料です。交通事故の弁護士特約がある場合のみ、実質負担ゼロでご相談いただけます。
ご相談は完全予約制で承っております。
ご相談のご予約は、お電話のほかに、お問い合わせフォーム、公式LINEからも受け付けております。
お問い合わせフォームは、こちらです➡https://taiyo-law.com/inquiry/
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どうぞお気軽にご連絡くださいませ。